探偵に寄せられる依頼内容は様々で、全く同じ内容の案件は一つとしてありません。
例えば対象者の行動を監視すると言っても
- それが浮気の疑いがあってのものだったり
- 社員のさぼりを疑ってのものだったり
- 対象者は男なのか女なのか
- 年齢はいくつぐらいなのか
- 仕事は何をしているのか
- 普段の移動手段は電車なのか車なのか
- 警戒しているのかしていないのか
こういった色々な要素があって、調査の内容や条件は変わってきます。似たような状況というのは勿論ありますが、全てが同じ条件なんていう案件は一つもないのです。
そんな様々な状況・条件から探偵はその案件に対する調査プランを考えるのですが、そのプランに大きく影響を与える条件の一つに「地域」があります。
対象者の主な行動範囲が住宅地なのか繁華街なのか、そこには電車やバスは通っているのか等、細かい部分もプランに影響するのですが、その中の大きな影響の一つに「田舎なのか都会なのか」という要素があります。
尾行~田舎と都会での違い
例えば尾行するにしても、それが何十・何百メートル先まで見渡せる、人っ子一人歩いてない田舎と、周りはビルばかりで人を避けて歩かないといけないような都会では対象者との尾行距離も違ってきますし、尾行する探偵の服装や携帯する機材も変わってくるわけです。
田舎の尾行では失尾(見失う)する心配というのは殆どないのですが、その分慎重に尾行しないと発覚(ばれる)する可能性が高くなってしまいます。迂闊に対象者に近づき過ぎて対象者に視認されてしまい、挙句の果てには道が行き止まり、その先には対象者の目的地(浮気相手の自宅等)しかないような状況になってしまったら完全にアウトです。
それに比べて都会では対象者に近づきやすいという利点はあります。
近づきやすいというよりも近づかざるを得ないと言った方が正しいかもしれません。都会での尾行は発覚という部分に関しては田舎よりも気を使わなくて良いのですが、逆に失尾に関しては十分に考えて尾行する必要があります。
特に地域を代表するような大きな都市では一瞬目を離しただけで対象者を見失う可能性があります。都会の人混みの中で対象者の姿を見失ったら再補足はかなり難しいでしょう。それが近づいて尾行せざるを得ないことの理由です。
ただ、こちらが人混みの中で対象者の姿を捉え続けるのに苦労するということは、対象者もこちらを認識することは難しいということでもあります。それを逆手にとって探偵は対象者に接近して尾行するのです。
張り込み~田舎と都会での違い
張り込みに関しても尾行と同じく、田舎と都会では「やりやすさ」という点において違いがあります。
田舎では張り込み場所の確保自体はそれほど苦労しないかもしれません。ただ、それは張り込み場所という「スペース」を確保出来るかどうかの話で、そこがはたして張り込み場所として適切なのかどうかは別問題です。
田舎では「張り込みスペース」自体は沢山あるかもしれませんが、「適切な張り込み場所」の選定に苦労する場合が多々あります。極端な話、周りは田んぼや畑ばかり、一戸建てが数戸建っているような場所で道端にポツンと車を停めて張り込んでいたら、どう考えても不審に思われますからね。
都会の場合は「張り込みスペース」という点においては田舎より少ないかもしれません。
まあ、それも車を停めておけるスペースが無いというような話で、探偵が立ち張り(車を使用せず探偵自身が外に立って張り込みをすること)すれば何とかなるケースが多いですが。
都心に近い住宅街なんかだと立ち張りを長時間するというのは流石に厳しいのですが、付近のマンションの入り口等で人を待っている振りでもしていれば、ある程度の時間は張り込みをすることが可能です。
あとは都会に住む方は田舎に住む方に比べて他人に無関心という傾向があるので、その辺の心理も考えて張り込みをします。(近年は防犯意識の高まりもあって他人に無関心の人ばかりというわけではありませんが)
探偵から相談者さまへのお願い
田舎と都会、依頼を受けてどちらかが難しいかというのはありませんが、調査プランには大きく影響します。ですからご相談の際には、メインとなる地域の状況等をお話いただけると非常に助かります。
ちなみに当探偵事務所は神奈川県の相模原市を拠点としていますが、相模原市という地域は浮気や素行案件に関して、比較的やり易い地域だと感じてます。田舎過ぎず都会過ぎず、探偵が街に溶け込み易い環境が多いからです。
主な探偵業務エリア
探偵・興信所「マックス調査事務所 相模原」では神奈川県相模原市を拠点として、全国を対象とした探偵業務活動(浮気調査・人探し等)を行っております。神奈川県相模原市の周辺地域(八王子市・町田市・厚木市・座間市・大和市等)では無料出張相談も行っております。移動経費等、一切費用はいただきませんので、お気軽にご相談ください。