尾行は探偵の基本
尾行は探偵の基本中の基本の技術です。
ですが、探偵も人間ですので、勿論、尾行の失敗をすることもあります。この失敗というのは、探偵の過失による尾行の失敗のことを指します。
尾行中に尾行を終了せざるを得ない状況というのは何パターンもあるのですが、前述の「探偵の過失による失敗」も含め、いくつかの状況を説明してみたいと思います。
探偵の過失による尾行の失敗
これは「探偵のミス」「探偵のせいで」尾行の継続が不可能になるパターン。
例えば「尾行中に対象者から少し目を離した隙に対象者を見失った」とか「対象者が飲食店に入ったので入り口で張り込んでいた。しかしその飲食店には、もう一つ別の出入口があり、そこから出られてしまった」といった完全に探偵側の責任によるもの。
こういうパターンで失敗した場合は多くの探偵社で料金の返金、もしくは追加料金無しで別の日に改めて調査を実施する等の保障がなされるはずです。
不可抗力による尾行の終了
尾行中、不可抗力により尾行を断念せざるを得ない状況。
この状況で一番例として分かりやすく、また実際に起こりやすい状況は「タクシー」に乗車されるパターン。タクシーに乗られても後続のタクシーを拾えれば尾行の続行は可能ですが、逆に後続するタクシーが無ければ絶望的です。
駅のタクシー乗り場や繁華街等の比較的交通量の多い場所であれば、別のタクシーを拾える可能性は高いかもしれませんが、住宅街等の交通量の少ない場所でタクシーに乗られてしまうと余程幸運でない限り、別のタクシーを拾って尾行を継続するというのは難しいでしょう。
予め車やバイクといった車両を準備するという方法もありますが、それも上手くいくとは限りません。例えば、自宅から駅まで徒歩で移動し電車に乗車、その後、電車移動した先の駅からタクシーに乗られた場合、準備していた車やバイクが間に合わない可能性が高いのです。
タクシー以外だと新幹線や飛行機も不可抗力で尾行を断念するケースの一つです。
新幹線はある程度の行動を予測することで上手く尾行を継続出来る場合もありますが、飛行機の場合は非常に難しいです。
対象者が予め飛行機のチケットを購入していた場合もそうですが、仮に当日券を購入したとしても、何処行きのチケットを購入したか確認しなければなりません。チケット購入の際に対象者に接近することは、こちらの姿を晒すことになりますし、近づけたからといって100%行き先を確認出来るという保証もありません。
その他には、定期券による同じ駅での改札の出入り。
探偵は通常、suicaやpasmoといったカードを使って尾行します。定期券ではA駅の自動改札を通過しA駅構内に入った後、再びA駅の自動改札を通過して駅から出ることが可能です。しかしsuicaやpasmoといったカードではそれが出来ません。
正しく駅からの退場処理をするためには、駅員による手動でのカード処理が必要になります。自動改札の通過と駅員による手動処理、この時間差により尾行継続が困難になる場合があります。
「尾行の失敗?~過失・不可抗力・中断(2)」に続きます。
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