浮気調査について当探偵社にお問い合わせいただく方の中には「夫婦別居中」の方が多くいらっしゃいます。
浮気を疑うようになる理由・原因は様々ですが、別居をしてはじめて浮気を疑い始める方が非常に多いのです。
そういった方々のほとんどは一方的に別居をされてしまっている方です。中には「仕事から帰ってきたら配偶者の荷物がなくなっていた」というような、ドラマか小説かと思ってしまう状況を体験している方もいらっしゃいました。
多くの相談者様はこう言います。
- 確かに昔に比べて会話が減った
- 2人で出掛けることもなくなった
- 正直、おしどり夫婦とは言い難い
ただし、上記のように夫婦仲に多少の問題があることは認めつつも
- だからといって出て行くほどの不満を抱えていたとは思えない
- 何か問題があったとしても、別居をするほどの理由は思い当たらない
といったような、出て行かれたことに納得できない方がほとんどです。
相談者様は別居になってしまった理由を考えます。
いきなり出て行った理由が分からない
↓
何か他の理由があるのでは?
↓
まさか浮気?
↓
よくよく考えてみたら急に出掛ける回数が増えた、スマホ携帯を使う時間が長くなった・・・等々
このような流れで探偵に相談することを考えるようになる訳です。
別居中(別居後)の浮気調査に意味はあるのか?
さて、前文でお伝えした通り、別居を境に配偶者の浮気を疑うようになり、探偵への相談を検討し始めるのはよくあるパターンです。
しかしここで「既に別居をしているので、浮気調査をする意味はないのではないか?」と多くの方が考えます。別居をしていることが理由で浮気の証拠を得たとしても、配偶者や浮気相手に慰謝料を請求できないのであれば、高いお金をかけて探偵を雇う意味はないと思うのは普通のことです。
では、別居をした後に配偶者の浮気を追求することには意味が無いのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。別居後であっても状況によっては浮気調査をする価値は十分にあります。
次の項目で別居後に浮気調査を実施するべきかどうかを判断するポイントを解説したいと思います。
浮気調査をするべきかの判断ポイント
別居後の浮気調査に意味があるかどうかは「夫婦関係が破綻しているか否か」が重要なポイントになります。
「夫婦関係が破綻」した状態とは、戸籍上は夫婦であるが夫婦間に問題があり「夫婦関係に修復の余地がない状態」のことを指します。以下に例を挙げて説明してみたいと思います。
例えば、それぞれ別居中の夫婦A・夫婦Bがいたとしましょう。
夫婦A |
別居理由は仕事の都合。別居中も定期的に連絡を取り合い、連休があれば会って食事をしたりする。子供の行事があれば有給を使い積極的に参加している。 |
夫婦B |
別居理由は性格の不一致、DV問題。別居中は必要最低限の連絡のみ。別居期間が年単位であり、その間、家族の交流はほとんどなし。 |
夫婦Aと夫婦Bは別居理由も別居後の状況も全く異なります。説明するまでもないかもしれませんが、夫婦Aは配偶者・子供共に関係は良好で「夫婦関係の破綻」とは縁のない家庭と言えます。
逆に夫婦Bは典型的な「夫婦関係が破綻」している家庭です。夫婦どちらか一方が「夫婦関係の破綻」を主張すれば認められる可能性は高いはずです。
仮に夫婦Bのような「夫婦関係が破綻」している状況で浮気調査を実施し、浮気の証拠を得たとしても、配偶者や浮気相手に対してペナルティ(慰謝料等)を与えることは難しいでしょう。
要するに「もはや夫婦として成り立っていない」「夫婦仲が回復する見込みもない」のだから、配偶者が誰と付き合おうが勝手だろうと考えられてしまうわけです。
逆に夫婦Aのような状況であれば、別居中であっても浮気調査をする価値はあります。
判断に迷ったら弁護士などに相談を
前例を読んでいただいた方は既にご理解いただけていると思いますが、別居=夫婦関係の破綻ではありません。
別居をする理由は、「性格の不一致」「価値観の違い」「お金の問題」「精神的・肉体的DV」「一方の配偶者の浮気」などさまざまです。ですから別居をしたからといって、全ての夫婦が関係の修復を期待できないということにはなりません。
夫婦関係が破綻していないのであれば、浮気調査を依頼する意味はあるでしょう。
とは言っても、そもそも自分と配偶者の状況が「夫婦関係の破綻」にあたるのかどうかが分からない人も多いはずです。前例の夫婦A・Bのような極端なケースであれば分かりやすいでしょうが、全ての方が前例のようなはっきりとした状況であるとは限りません。
そういった場合、当探偵社のような浮気調査のプロにご相談いただくのも良いのですが、私は弁護士等の法律の専門家にご相談されることを強くお勧めいたします。
当探偵社は別居後の浮気調査を何件もこなしています。ですから、これまでの経験を元に「夫婦関係の破綻」についてある程度の判断はつきます。しかし、探偵・興信所の本業はあくまでも調査なのです。調査に関しては調査のプロに、法律に関しては法律のプロに聞くのが間違いのない選択です。
探偵に浮気調査を依頼するのは、弁護士等の法律の専門家に「夫婦関係が破綻しているのかどうか」の判定をしてもらった後でも遅くはありません。
「別居をしてしまったから浮気調査をしても無駄だ」と決めつける前に、是非、探偵や弁護士に相談してみてください。
別居中の浮気調査のデメリット
別居中(別居後)の浮気調査は状況によって十分に意味があることは、ここまで説明した通りです。ただし、浮気調査を進める意味があると判断できる場合でも、別居後の浮気調査にはデメリットがあるのも事実です。
例えば別居することにより配偶者の行動パターンが読みづらくなることが挙げられます。同居しているのであれば配偶者が出掛ける時間や、帰ってきた時間などを簡単に把握することができますが、別居状態だとそれも難しいでしょう。
同居中は基本的に徒歩と公共交通機関で移動していたのに、車や自転車を使うようになっているかもしれません。それを確認するだけで、ひと手間掛かってしまいます。
また、別居すると宿泊することに躊躇いがなくなる可能性があります。そうなれば調査時間が長時間化し、それだけ探偵に掛かる費用が増えることになります。(浮気相手と会いやすくなる可能性もあるので、メリットになることもあります)
別居期間が長期化してしまうことも、あまり好ましいことではありません。別居期間が長引くと夫婦としての協力・扶助といった夫婦間の義務を保つことが困難になってしまいます。そうなると夫婦関係が破綻しているとみなされる可能性が高まります。
「別居=夫婦関係の破綻」ではありませんが、別居をすることにより「夫婦関係が破綻している状態」になりやすいことは否定できません。
別居中の浮気調査まとめ
「夫婦関係の破綻」自体、そう簡単に認められるものではありません。単に「夫婦関係が冷めているから」「配偶者に対して不満があるから」などという理由で「夫婦関係の破綻」を主張しても認められる可能性は低いでしょう。
ですから、別居をしてしまったからといって諦めず、夫・妻に浮気の疑いがあるならば弁護士や探偵などにご相談ください。その場合、別居した後、できる限り早い時点で行動を起こすよう心掛けてください。
探偵・興信所ならマックス相模原へ
探偵・興信所「マックス調査事務所 相模原」では神奈川県相模原市及び周辺地域にお住まいの方をメインに、全国を対象とした探偵業務活動(浮気調査・素行調査・人探し等)を行っております。神奈川県及び東京都全域への無料出張相談も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。