過去の調査事例
私が探偵業界に携わってから、かれこれ10数年が経ちました。初めは某大手探偵事務所の雇われ探偵として、この業界での第一歩を踏み出し、数年前に自身で探偵事務所を立ち上げ現在に至っています。
探偵として10年以上過ごすと色々なご依頼者様と出会う訳で、今回はその中でもちょっと変な(失礼)依頼を紹介したいと思います。
老いて益々盛んなおじいさん
これは私が雇われ探偵として活動を始めて、まだ間もない頃の依頼です。
その日、私は休みをもらって実家(相模原市です!)に帰っていました。ちょっと必要な物があり近所のスーパーで買い物をしていると、当時の探偵事務所の代表から連絡がありました。依頼があったから明日、事務所に来いとのこと。
その連絡の際に、何やら依頼内容を説明していたようですが、「占い」やら「おじいさん」やら、その時点ではよく理解出来ていなかった記憶があります。
そして翌日になり、事務所で依頼内容を聞いてみるとこういうことらしい。
- 依頼者は70歳近い、おじいさん。
- このおじいさんは、この年齢になっても若い女性が大好き。
- 占いをしてもらったら、表参道(渋谷区原宿のですね)で運命の出会いがあると出た。
- 表参道の最寄り駅、原宿駅には若い女性は大勢来るのか?
- 女性と出会えたら食事をしたい、表参道付近の美味しいレストランを調べてくれ。
- 表参道は並木通りだけど、生えている木の種類は何か?(よく分かりませんが、おじいさん自身に相性の悪い木があるそうです)
「え?何この依頼内容。これ受けたの?」と心の中で思っていると、代表も何かニヤニヤしながら「お得意さんだからさぁ」とか言っている。
聞けばこのおじいさん、以前にも依頼をしてきたことがあるそうで、その時の依頼内容は「スポーツクラブに気になる女性がいるから行動パターンを調べてくれ」というものだったらしい(私がこの事務所にお世話になる前の話)。
「いや、ダメでしょ!おじいさんの知り合いでもない、赤の他人じゃん!個人情報、プライバシーどうした!」と心の中で思いつつ事務所を後にする私。
自宅に戻り早速調査開始です。10年ちょっと前の話ですが、その頃はもう既にインターネットも普及していましたので、必要な情報は簡単に調べられました。代表に調べましたよ~と連絡すると、「それじゃダメだよ~。それっぽくするために現地行ってきて」との命令。まあ、逆らえるわけも無く、現地に行きました。
表参道に着き、まずは並木通りの木をチェック。木に甲板みたいなのぶら下がっているんですね、そこにケヤキと表記されていたので撮影。インターネットで予め調べておいたレストラン数店に行き、お店の外観やらメニューの書いてある看板やらを撮影。その際、お店の店員が出てくる出てくる。勿論「いらっしゃいませ」ではなく「なんだ、この不審者は」という態度で。最後に原宿駅を撮影して帰宅した。
何と言うか、全くやる気の出ない依頼内容だった・・・
いや、依頼を受けた以上、誠意を持って対応しなければいけないのは分かっているんですが、あまりにも「自分で調べましょうよ!」という内容だったので。今こんな内容の依頼来たら絶対断りますよ・・・自分で調べたほうが良いですよ、と。ちなみにこの依頼結果を受けて、おじいさんがどう行動したのかまでは聞いてません。
まあ、この表参道の件は受件すること自体に問題はないと思うけど、その前のスポーツクラブの女性の件は受けたら駄目だと思うんですよね。数年前にもありましたしねストーカー殺人とか。実はそのストーカー事件についても機会があれば書こうと思っております。
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