依頼する探偵・興信所を選ぶ際に重要になってくる項目の一つと言えば、料金・費用ではないでしょうか?

この探偵・興信所の料金・費用、「どの位掛かるの?」「適正な料金はいくら?」と聞かれてもはっきりと答えられる方は少ないかと思います。

というのも、普段から当たり前のように利用するサービス(公共交通機関、飲食店等)と違い、探偵・興信所というサービスは大多数の方には一生、縁の無いサービスであるからです。一度も利用したことがないサービスであれば、料金がいくら掛かるか分からないのは当たり前ですよね。

では、探偵・興信所に調査を依頼するといくらぐらい掛かるのか?

本記事では探偵・興信所が受ける依頼の7~8割を占めるとされる「浮気調査」及び「素行調査」の料金に関して書いていきます。

浮気調査・素行調査の料金

浮気調査は言うまでもなく調査対象者が浮気をしているかどうか調べる調査です。浮気をしていたならば、その証拠を確保します。一方、素行調査の目的は様々です。調査対象者を監視して「何時・どこで・誰と・何をしていたか」を調べ上げます。

浮気と素行、調査目的は違いますが調査手法は変わりません。探偵の最も基本的な技術である「尾行・張り込み」を用い、調査を進めます。では、この「尾行・張り込み」を用いた浮気・素行調査にはいくら掛かるのでしょう?

浮気調査を例として挙げてみると調査開始から調査完了(不貞の証拠を確保)までで、平均30~40万円前後といったところが多いようです。ただし、これはあくまで平均の料金であり5~6万円で調査完了してしまうこともあれば、100万円掛けても完了しない場合もあります。

では、なぜ5万円で済むこともあれば、100万円掛かることもあるのでしょう?その理由を説明する為に、多くの探偵・興信所が採用する料金プランを次の項目で幾つか紹介してみたいと思います。

浮気・素行調査料金プラン例01【時間型】

「1時間あたり〇〇〇円×調査員の人数」というシンプルな料金体系です。

依頼者様にとっても分かりやすく納得しやすい料金体系だと思いますが、料金トラブルが起こることが極めて少ないなど、探偵・興信所にとっても恩恵の多い料金体系です。

この料金体系の場合、多くの探偵・興信所で「最低稼働時間」が設定されています。1時間だけの調査依頼を受けてくれる探偵・興信所は少ないはずです。探偵・興信所はボランティアではありませんから、最低限の売り上げを確保しなければなりません。

浮気調査などは1つの調査現場を2~3人の探偵調査員が担当します。ほとんどの場合、探偵2~3人のグループが1日に対応できる調査現場は1件(良くて2件)です。大の大人2~3人が1日かけて売り上げ1~2万円では商売として成り立ちません。そういった理由から探偵・興信所は「最低稼働時間」を設定するわけです。

別のタイプとして「基本調査料金」を設定する探偵社もあります。「最低稼働時間」を設定する探偵社とは仕組みが違うだけで、最低限の売り上げを確保するシステムであることに変わりはありません。

この料金プランは「調査を実施したい日・時間が予め決まっている」場合や「1~3日で確実に結果が得られる」場合など、短期間で調査を完了できるケースにもってこいのプランです。

浮気・素行調査料金プラン例02【長時間パック型】

「30時間で30万円」といったような、調査にかかる料金が一定のプランです。長期間調査を依頼したいのであれば、お得に利用することができるでしょう。

500mlのペットボトル飲料を買うより、2リットルの飲料を買う方がお得なように、探偵・興信所の料金も長時間・長期間の契約になるごとに割安になるのが一般的です。

1日5時間の契約で75,000円(1時間15,000円)なのが、30時間なら36万円(1時間12,000円)ぐらいになることも多く、前述の「時間型」とは最終的な料金に数万円単位の差が出ることもあります。

「浮気相手といつ会うか分からない」場合や「1週間毎日調査をする必要がある」場合など、長時間・長期間に渡る調査が必要な場合に向いている料金プランです。

ただし、予想よりも調査が早く終わってしまった場合は損をすることも考えられます。パック型の契約の場合、途中でのキャンセルを認めない探偵・興信所も多く、トラブルの種になったり場合によっては返金してもらえない可能性もあります。

浮気・素行調査料金プラン例03【成功報酬型】

探偵が調査に成功したら、それに対して報酬を支払うという形です。

結果が出なければ料金を支払う必要がないので安心と思ってしまいがちですが、皆さんの考える成功報酬制とは少し違う可能性があります。

成功報酬型で調査を依頼する場合、最低限、何を成功と定義するかの認識を探偵社と共有、把握しておく必要があります。

例えば浮気調査の場合、成功報酬型の契約であれば「浮気の証拠を確保すること」が成功の条件であると考える方が多いかと思います。しかし「浮気相手と会わなかったが、帰宅するまで尾行した」場合も調査の成功と言えます。探偵はミスをせずに最後まで尾行したのですから、探偵側に非はありません。

このような探偵側と依頼者側の認識の違いによるトラブルも多いことから、「成功報酬の発生する条件」や「調査の終了条件等」について契約前にしっかりと確認することが重要です。

また、成功報酬型の契約では料金が非常に高くなるのもデメリットの一つです。時間制プランの2倍、3倍の料金になってもおかしくありません。探偵側もどれくらいの期間が掛かるか分からない上に成功する保証もないため、料金を高く設定せざるを得ないのです。

調査料金・費用の幅が大きい理由

前項の3つの料金プランを見れば分かっていただけると思いますが、探偵・興信所の料金の幅が大きい理由は、多くの探偵・興信所が時間制で調査の契約をしているからです。

たった1日・数時間の調査で目的の結果を得られることもありますが、数週間・数か月の調査でも結果が得られないこともあるわけで、そういった理由から大きな料金の差が出てしまうのです。

また「調査期間・時間」以外に料金に影響する項目として「調査員の人数」が挙げられます。浮気・素行調査には2名または3名の調査員であたるのが一般的です。探偵・興信所の調査料金は人件費が大きな割合を占めます。ですから調査員が1名増えるだけで、料金が大きく跳ね上がることもあるのです。

探偵・興信所が設定する浮気・素行調査の料金を比較するには

しっかりと調査してくれる探偵・興信所であることは大前提ですが、同じ調査レベルであれば料金は安い方が良いに決まっています。各探偵・興信所のホームページには料金案内がありますから、まずは色々な探偵社の料金プランをチェックしてみましょう。

本記事で「時間型」「長時間パック型」「成功報酬型」の料金プランを紹介しましたが、何社か探偵社のホームページをチェックしてみれば、多くの探偵・興信所が本記事で紹介したプランに似たものを導入していることに気付くはずです。

ほとんどの探偵・興信所が「時間」をベースとして料金プランを組んでいますが、時間設定や金額は様々です。ですから、探偵・興信所の調査料金を見る際には「単位時間(期間)あたりの料金」を確認しましょう。

多くの探偵・興信所では浮気調査や素行調査のような行動調査に関しては「1時間○○○円」「10時間○○○円」と時間制で料金を設定しています。時間制であれば、単純に料金を時間で割ることで単位時間あたりの調査料金がでますので、それを他社と比較すれば良いわけです。

当探偵事務所では1時間1万円強をベースに料金設定していますが、他社さんでは1時間7~8千円のところもあれば、1時間2万円のところもあるでしょう。

これは私個人としての意見ですが、1時間2万円ぐらいまでであれば法外な料金設定とは言えないと考えています。探偵・興信所はそれぞれ規模も違いますし、掛けている広告費も違います。どうしても調査料金の差というのは発生してしまうものです。

ちなみにホームページに料金表記がなかったり、電話をしても料金に関して曖昧な返答しかしない探偵社に調査依頼するのはお勧めしません。そういった探偵社は1時間4~5万円ほどの調査料金が掛かることが当たり前です。1時間1~2万円でしっかりと調査をしてくれる探偵社は、インターネットで探せば何社も見つかります。

浮気・素行調査の経費

探偵・興信所の中には浮気・素行調査の料金とは別に、調査を進める際に掛かる費用(ガソリン代・駐車料金・電車賃等)を経費として別途請求しているところもあります。(おそらく経費を別途請求する探偵社が多数派だと思います)

ちなみに当探偵社も経費は別途請求させていただいております。経費については当探偵社の調査料金のページでご案内しておりますが、ここでは主に掛かる経費について、もう少し細かく紹介させていただきます。

発生する可能性のある経費

  • 公共交通機関利用料金
    電車・バス・タクシー・航空機等の利用料金。これは最もよく発生する経費の一つです。尾行中や現場までの行き帰りに電車やバスを利用した場合に発生します。
  • 燃料費
    当探偵事務所で用意した車両を利用した場合。所謂、ガソリン代です。走行距離と燃費から算出します。
  • レンタカー代
    例えば一都三県から離れた地域での調査の場合、現地都道府県までは新幹線等を利用し、そこからはレンタカーで移動・調査を行うというパターンがあります。車両尾行をする場合、車両ナンバーをその案件の地域に合わせるためにレンタカーを借りる場合もあります(他県ナンバーは目立つ・怪しまれる可能性あり)。
  • 有料道路利用料金
    高速道路及び一般有料道路の利用料金。車両尾行中や現場までの行き帰りに有料道路を利用した際に発生します。
  • 駐車場利用料金
    当社車両及びレンタカー等を駐車する必要がある場合に発生。調査中以外にも現場までの行き帰りに車両を利用した場合にも発生することがあります。
  • 飲食店料金
    調査中に飲食店を利用する必要があると判断される場合に掛かる経費。(例:浮気調査中に対象者と浮気相手が飲食店に入ったので、探偵も同店に入り2人の様子を撮影した。その際、不自然に思われないように2、3品の料理を注文した)
  • 宿泊施設利用料金
    一都三県以外での数日に渡る連続した案件の場合、ビジネスホテル等の利用が必要になる場合があります。また、ラブホテル等で浮気の証拠を撮る際、駐車スペースを確保するためにホテルの部屋を一部屋借りることもあります(宿泊客以外の車がホテルの駐車場に停まっていると、ホテル側から苦情がくる場合があるため)。
  • 遊技場やイベント会場での入場料金等
    これは前述の飲食店の場合と同じく、尾行中等に遊技場やイベント会場に入る必要があると判断される場合に掛かる経費。

以上、比較的よく発生する経費を記載してみました。

勿論、状況によっては上記以外でも経費は発生する可能性はあります。

1回の調査だけであれば数百円から数千円で収まるケースがほとんどだと思いますが、調査を複数回実施した場合では経費だけで数万円になってしまうことも考えられます。ですから経費に関しては調査契約の際によく話を聞いておきましょう。

必要であれば経費に関して事前に取り決めをしておくのもお勧めです。例えば、尾行中に対象者が飲食店に入った際、店内に入って対象者を監視する必要があるのかないのか、そういったことを事前に取り決めておけば調査がスムーズに進みます。店内の様子まで監視する必要は無いと思うのであれば、そう事前に伝えておけば経費を節約できます。

事前の取り決めが無い場合には、その都度、調査員が依頼者様に連絡して確認をとるのが一般的です。当探偵社も尾行中に対象者が飲食店等に入った場合、「出てくるのを待てばよい」と判断出来る状況では店内には入らず、依頼者様に連絡をして店内に入るか入らないかの指示を仰ぐようにしています。

繰り返しますが経費だけで数万円になることもあります。調査に掛けられる予算が決まっている方は経費の事も考慮して調査の契約をするようにしてください。

人探し(所在・行方調査)の料金・費用

本記事では浮気・素行調査の料金・費用に関して書いてきましたが「人探し」の料金についても少しだけ書いておきたいと思います。

探偵・興信所に依頼される案件として、浮気調査や素行調査に次いで多いのが「所在・行方調査」、所謂「人探し」です。

人探しの場合、あっさりと目的の人物の発見に至ることもあれば、数か月の捜索にもかかわらず目的の人物を発見できないこともあります。したがって浮気調査などと同じく、調査料金の幅が大きくなることが当たり前になっています。

所在・行方調査の料金システムとして多くの探偵・興信所が「成功報酬システム」を採用しています。成功報酬とは文字通り、「探し人が見つかったら支払う報酬」であり、見つからなければ発生しない費用です。

「じゃあ見つからなければ無料なんだ、リスク0なら気軽に頼めるね」ということになってしまいますが、勿論そんな都合の良い話では無く、調査契約時には「基本料金(着手金)」を支払わなければなりません。

この「基本料金(着手金)」というのは所在・行方調査を実施するにあたって、必要となる経費等を含んだ費用になります。探偵・興信所はお預かりしたこの「基本料金(着手金)」を経費として使い、調査を進めていきます。

したがって「基本料金+成功報酬=所在・行方調査に掛かる費用の総額」ということになります。

では実際に所在・行方調査に掛かる費用として、適正な料金とはいくらぐらいなのでしょうか?

浮気調査と同じく、各探偵・興信所により大幅に金額差があるので適正料金を絞り込むことは難しいのですが、 基本料金として10万円~20万円台、成功報酬として10万円~50万円程でしょう。

所在・行方調査は判明している情報量(氏名・生年月日・過去の住所・実家住所等)で料金が大きく変わってきます。また、借金等により逃げている相手(意図的に姿をくらましている)を探す場合は、料金が高額になるケースが多いです。

探偵・興信所の料金・費用 まとめ

  • 浮気調査・素行調査の相場・平均金額は30万円から40万円ほど
  • 5~6万円で済む調査もあれば100万円掛かってしまう調査もある
  • 料金に大きな差が出るのは1日で結果の出る調査もあれば、数か月掛かる調査もあるため
  • 探偵・興信所が採用する料金システムは主に「時間型」「長時間パック型」「成功報酬型」の3種類
  • 「時間型」は「1時間あたり〇〇〇円×調査員の人数」のシンプル設定
  • 「長時間パック型」は30時間・50時間のような長時間契約・「時間型」と比較して1時間ごとの料金がお得になることが多い
  • 「成功報酬型」は調査が成功した時だけ料金を支払うシステム・成功の定義を探偵社側と共有、認識しあう必要あり
  • なるべく安い探偵・興信所を探したいのなら、1時間ごとに掛かる料金を比較しよう
  • 浮気・素行調査の適正料金は調査員2名で「1時間1万円~2万円」ほど・1時間4~5万円もとる探偵社もあるので気を付けましょう
  • 調査料金以外にガソリン代などの経費も別途請求されることもあり・経費について事前に確認しておこう

相模原・町田・八王子の浮気調査なら当探偵社へ

探偵・興信所「マックス調査事務所 相模原」では神奈川県相模原市を拠点として、全国を対象とした探偵業務活動(浮気調査・人探し等)を行っております。神奈川県相模原市の周辺地域(八王子市・町田市・厚木市・座間市・大和市等)では無料出張相談も行っております。移動経費等、一切費用はいただきませんので、お気軽にご相談ください。