一般的に配偶者の浮気(不貞行為)を立証するためには、配偶者と浮気相手に肉体関係があることを証明しなければなりません。

浮気の証拠として肉体関係の証明が必要なことは、当探偵社のウェブサイトや当ブログでも何度もお伝えしてきましたし、ネットを検索して当ブログにたどり着いた方であれば、既にご承知の方も多いかと思います。

では、肉体関係がなければ特定の異性と親密な関係にあっても浮気とは認められないのか。

「浮気の証拠=肉体関係の証明」と言っておきながら矛盾するようですが、状況によっては肉体関係がなくても、浮気(不倫)関係が認められることもあるのです。

不貞行為と同視すべき不法行為

まず、肉体関係なしで不倫関係が認められるのは、かなりレアなケースであるとお考えください。

しかし、肉体関係(不貞行為)がないにもかかわらず、裁判で不倫関係が認められたケースが実際にあることは確かです。

夫が特定の女性と逢瀬を繰り返している。浮気相手と会う際は常に二人きり。会えば体を寄せ合い、手を繋ぎ、時には抱き合いキスをする。しかし、ラブホテル等に行くことは全くない。これが定期的に行われ、ある一定の期間続いている。

上記のような状況は、浮気をされている妻に耐え難い精神的苦痛を与えることになります。また、夫と浮気相手の行動は、円満な夫婦関係を阻害する行為であるともいえます。

こういった状況であれば、肉体関係がなかったとしても不倫関係であることが認められ、精神的苦痛等に対する損害賠償請求が通る可能性もゼロではありません。

浮気を立証するための現実的なライン

「肉体関係がなくても不倫が認められるなら、浮気相手と会っている証拠を押さえれば良いの?」

上記の質問には「ノー」と言わざるを得ません。

肉体関係がなくても不倫関係が認められたケースがあったことは確かですが、あくまでも一つのケースであって、必ずしも不倫関係が認められるわけではありません。

例えば特定の異性と二人きりで頻繁に会っていても、それが毎回食事をするだけで、手を繋いだりすることもなく親密な様子が見られないような関係では、不倫関係が認められる可能性はかなり低いと考えられます。

勿論、既婚者がプライベートで特定の異性と二人きりで頻繁に会うこと自体が問題であるとも言えますが、法的には問題がないと判断されてしまう可能性が高いです。

したがって、現実的には浮気の証拠として「ラブホテルの出入り」や「浮気相手の自宅への出入り(複数回)」を押さえることが一般的であるといえます。

また、浮気相手とのメールやSNS(LINE Facebook等)も証拠の一部として有効な場合があります。特に肉体関係を推察できる文言や写真があると理想的ですが、そこまでいかなくとも、二人のやり取りから親しい間柄であることが分かるレベルでも一つの証拠となる可能性はあります。

メールやSNS等のやり取り、それと合わせ、浮気調査により親密な関係(手を繋ぐ、抱き合う、キスをする等)であることを証明できれば、浮気の証拠として条件を満たす可能性も十分あります(浮気の証拠として問題ないか、弁護士等に確認してもらうことをお勧めいたします)。

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探偵・興信所「マックス調査事務所 相模原」では神奈川県相模原市を拠点として、全国を対象とした探偵業務活動(浮気調査・人探し等)を行っております。神奈川県相模原市の周辺地域(八王子市・町田市・厚木市・座間市・大和市等)では無料出張相談も行っております。移動経費等、一切費用はいただきませんので、お気軽にご相談ください。