歳を取るごとに1年という時間がすごく短く感じるようになってきました。2014年もあっという間に過ぎ去り、新年が明けてしまいました。
ここでは本来、新年の挨拶でもするべきなのかと思いますが、当探偵社のホームページをご覧の方々の中には新年を祝うような気分ではない方も多いと考え、ここでの挨拶は控えさせていただこうと思います。
始めて憤りを感じた調査
年末年始になると毎年のように思い出す調査があります。その調査は私が探偵(雇われ調査員)になって2年目に行われた調査でした。
当時の私は調査員としてはまだまだ未熟で自信も全くありませんでしたし、探偵としての心構えも備わっていなかったと記憶しています。
その調査の依頼者は奥様で対象者は旦那様。
12月31日の大晦日にも関わらず、対象者は仕事に出掛けるらしい。ただ、この仕事自体がほぼ間違いなく嘘だということは事前に分かっていたので調査を実施することになりました。
更に言うと、既に浮気相手と思われる女性の情報も掴んでいて、あとは浮気の証拠を揃えて、けじめを付けるだけという状況でした。
調査自体は特に難易度の高いものではありませんでした。対象者は夕方、自宅を出て車で移動。その後、某観光都市のコインパーキングに車を駐車して浮気相手の女性と合流。
大晦日なので夜遅くまで町は賑わっており、2人は年が明けるまで食事をしたり散歩をしたりして楽しんでいるようでした。
私は2年目の新人調査員といえる立場でしたが、その実力はともかくとして浮気調査に関しては、それなりに経験は積んでいました。ですから、その大晦日の調査もいつも通りといった感想で、特別な感覚はありませんでした。
ただ、「大晦日なのに奥さんに嘘ついて、蔑ろにして何考えてんだろう・・・」ぐらいの感情はありましたから、全くいつも通りというと嘘になるかもしません。
その後、2人は車に乗りディスカウントストアに寄った後、女性の自宅マンションに入っていきました。
勿論、私たちは証拠をとる為に張り込みを開始したのですが、その時に一緒に調査をしていた調査員から聞いた話が、当時の私には非常に感情を揺さぶられるものでした。
依頼者である奥様は妊娠中であるというのです。
その話を聞いた時の私の心情を一番分かりやすく表現するならば「はぁ!?」です(分かっていただけるでしょうか・・・)その後にくる感情は奥さんに対する同情の気持ちよりも、対象者(旦那さん)に対する怒りのような気持ちの方が大きかったと記憶しています。
対象者の理解し難い行動 調査に対する心構えの変化
今の私であれば前述の大晦日の浮気調査のようなケースでも動揺することはありません。
これは別に他人のことだから関係ない、同情しないということではなく、現実として自身の考えの許容範囲を超える思考を持った人間がいるということを、実際に見てきたからこうなってしまったと考えています。
思い返してみるとこの大晦日の調査を実施する以前の私は、依頼者様の考えや思いなどは全く頭に無いまま調査にあたっていたと思います。
今では調査(特に浮気調査)にあたる心構えとして、依頼者様の心情を常に考えるということは極めて重要なことだと認識しています。
それがたとえ調査プランに大きく影響しなくても、出来る限り依頼者様の心情を考えて調査にあたらなければならないと考えています。
「浮気する男女の理解し難い行動2」に続く。
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