探偵・興信所の取り扱う業務の一つ「人探し・行方調査」。

人探しの依頼自体は、浮気調査のように頻繁に舞い込んでくるわけではありませんが、年に何件かは受ける定番の依頼内容になっています。

人探しといっても

  • 「生き別れた子供に会いたい」
  • 「昔、お世話になった恩師を捜してほしい」
  • 「お金を貸したまま音信不通になっている知人を捜したい」

などなど、色々と理由も異なります。

今回は人探しの理由の一つ、「家族の家出・失踪」の場合について主に話していきたいと思います。

  • 家族が家出・失踪したら、まず何をすればよいのか
  • 家族が家出・失踪したときにするべきことは何か。

これは誰が、どんな理由で家出・失踪したのかにもよると思うのですが、いずれにしても「こちらから捜さなくてはならない」と判断した時点で、まず警察に「捜索願」を出すべきでしょう。

「捜索願」とはその名の通り、警察に「家出・失踪した家族を捜してください」と願い出る届出のことです。

兎に角

  • 「放っておいたら帰ってこない」
  • 「自殺などの可能性がある」
  • 「事件に巻き込まれる可能性がある」

といった危険性があるのならば、すぐにでも警察に届け出るべきです。

勿論「捜索願」を出せば家族がすぐ見つかるという保証はありません。

それどころか、家出・失踪に「命にかかわる可能性や事件性がない場合」は警察は積極的に家出人を捜すということはしません。

「じゃあ、捜索願を出しても意味がないよ!」と言わず、とにかく捜索願は出してください。

理由はこの後の事例で説明します。

人探し・行方調査事例

7,8年前に実際にあった人探し調査です(2015年の記事です)。

依頼者様は妻で、突然出て行った夫を捜してほしいとのご依頼でした。

ご依頼の時点での情報は夫の顔写真や容姿、使用しているはずの車両情報ぐらい。夫婦なのに勤務先の情報すら無いという状況でした。

とにかく警察に「捜索願」を出しましょう、と助言をして調査を開始したのですが・・・

依頼者様は警察に捜索願を出しましたが、事件性がないとのことで警察は積極的には動いてくれない。

私たち調査員は、夫の知人や実家近辺などをあたってみましたが、有力な情報は得られないままでした。

調査開始から暫くして依頼者様のもとに警察から連絡が入りました。

その内容は「夫が運転免許更新の為に、運転免許試験場にきている」というもの。

依頼者様は警察に「夫を引き止めておいてほしい」とお願いしましたが、強制的に引き止めることはできないとの返答・・・

依頼者様より連絡を受けた私たち調査員が急遽、運転免許試験場に行くと・・・いました捜索対象者である夫が。

依頼者様との相談の結果、夫が何処に居住しているのか判明させましょう、ということで試験場を出た夫を尾行することにしました。

尾行の末、着いたのはある一軒家。

後の調査により、そこはシングルマザーが住んでいる家であることが判明

要するに夫は家出をして、浮気相手の家に転がり込んでいたという結果でした。

この人探し・行方調査は警察に「捜索願」を出していたことが功を奏しました。

事前の情報量が非常に少なかった為、捜索願を出していなければ見つけられなかった可能性が高いです。

それにしても警察も、”引き止めるとか時間を稼ぐ”ぐらいしてくれてもいいと思うのですが・・・上記事例のような場合でも、法的に強制は無理なんでしょうね。

とにかく「捜索願」は出して損は無い筈ですので、もしもの際は積極的に利用してください。

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